試料の凍結から乾燥までを一貫処理。
(シングルチャンバ方式)
移送中の融解やコンタミネーションを防ぎ、共晶点の低い試料の凍結乾燥にも適しています。
試料をアイスコンデンサチャンバ内に入れ凍結させます。
そのまま真空引きを開始し、凍結乾燥までを一貫でアイスコンデンサチャンバ内で行います。
棚加熱コントロールシステム
一つの設定温度に対して、それぞれの棚が加熱コントロールを行います。 加熱棚をセットする上段と下段でも、同じ棚温度を維持する ことが可能です。また、それぞれの棚に載せる試料の量が違っても、必要な熱量を棚ごとに供給できます。
乾燥中の試料温度の測定が可能
各棚に試料の温度を測定するための品温センサを取り付けることができます。生産機同様の乾燥工程を研究用でき、64ステップの乾燥工程を32プログラム保存できます。
真空度設定、乾燥時間、棚温度設定、加熱勾配の設定を組み合わせることで、より最適な乾燥条件の検討にも最適です。パソコンによる制御が可能
運転プログラムの作成・修正、凍結乾燥の開始・停止、運転状況のモニタリング・データ保存ができます。
共晶点の測定が可能(オプション)
共晶点を測定することで、より良い乾燥条件を検討することができます。昇華蒸気の量と流れを考えたトラップ構造
①ドライチャンバとアイスコンデンサチャンバが同径であり、昇華蒸気が滞留することなく、スムーズに冷却コイルに流れます。
②冷却コイルの直径が広く、かつアイスコンデンサチャンバに沿っ
て冷却コイルが配置されています。そのため、冷却コイル全体の
長さが長くなります。
冷却コイルの表面に蒸気が凝集されていくので、冷却コイルが長
くなるほど、蒸気と接触する冷却コイルの表面積が広くなり、凝
集効果が高くなります。