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お客様の声:KUBOTA 遠心機

昭和医療技術専門学校 生江先生

[3520、MA-2024]

施設のご紹介

臨床検査技師を養成されている専門学校で、「全員卒業・全員合格」「人間性豊かな医療人になる」をスローガンとして掲げられています。国家試験合格実績として、平成15年度以降の平均で合格率98.9%、そして、平成24,25年度は卒業生全員が合格し、スローガンを2年連続達成されています。

所在地
東京都大田区中央3-22-14

お客様HP
http://www.showa.ac.jp/

卓上マイクロ冷却遠心機 3520は、実験机のうえでスペースをとらない、パーソナルユースの冷却遠心機として開発されましたが、そのコンパクトさから、学生実習にもご活用いただけるのではないかと考えられていました。
今回は昭和医療技術専門学校の生江先生に、弊社Model 3520を実習でどのようにご活用いただいているのか。またふだん学生さんにどのように接されているのかなどをお聞きしました。

本日はご多用の中、お時間をいただきましてありがとうございます。
Model 3520を学生実習でお使いいただいていると伺っておりますが、まずは学生実習のカリキュラムなどをお教えいただけますでしょうか。

全体で3年間のカリキュラムとなっており、1年次は一般教養に加え、専門分野の授業や実習もありますが、2年次からは専門分野の実習が中心となり、その中で3520を使わせてもらっています。

私たち教員は遠心機がどういうものかを理解しており、たとえば運転開始時に変な音がしているとすぐに止めます。しかし学生さんはそのあたりが分からない。変な音がしていてもそのまま運転してしまうので、インバランスセンサーが働いて止まってくれるのは非常に助かります。
インバランスがつく、止まる、「なんで?」と考える。そこでバランスをとって遠心することを学ぶのも、教育の一環だと思っています。

インバランス・センサーがそのような形でお役にたてて何よりです。実習の中で、Model 3520を具体的にどのようにお使いなのでしょうか。

遺伝子検査の実習で使用しています。一般にお酒に強い人、弱い人といわれますが、それはその人のアルデヒト脱水素酵素の活性が強いか弱いか、で決まります。酵素の活性は遺伝子の一塩基の違いで決まるので、それを実習で検査します。

学生さんから採血した血液より、まず白血球の核だけを抽出し、それをキットを使って遠心処理をしてDNAを抽出します。このDNAを抽出するときに、3520を使わせてもらっています。

Model 3520をお使いになって、いい点・悪い点なにかごさいますでしょうか。

ロータの対称のチューブ穴が、番号がふってあって分かりやすいのがいいと思います。個人的には、「これなら間違えないだろう」と思うのですが、それでも違う穴にチューブを入れる学生さんがいるので、いろいろあるなぁと思います(笑)。

要望としては、今でも十分コンパクトなんですが、もっとコンパクトになるといいなぁと思います。



 ※MA-2024ロータの写真。
  対称のチューブ穴が分かりやすいように、番号を
  「4」「④」のようにふってあります。

小型化は永遠のテーマなので、引き続き努力してまいります。
話は変わりますが、御校では国家資格の合格率がとても高いですが、何か気をつけられていることはあるのでしょうか。

みんなが一丸となってやるというクラス作り、雰囲気作りをとても大事にしています。クラスの中でも、できる子とできない子に分かれる傾向にありますが、「せっかく一緒のクラスになったんだから」という話をして、お互いに助け合うようにしています。

いい雰囲気を、皆さんで努力して作られているんですね。

合格率だけでなく、一人の社会人としてしっかり生きていける人間力も大事にしています。3年次で半年間、病院さんにお世話になって現場研修をさせてもらいますが、現場研修に半年もかけているのも本校の特長です。社会の現場にもまれ、半年後にはまったく別人の顔つきで帰ってくるので、それもとても楽しみなんですよ。

最後に
たしかにそれはとても楽しみですし、嬉しいですね。
本日はご多用のところ、使用シーンのお話しだけでなく、教育の醍醐味までお教えいただきありがとうございます。
とても楽しくお話を聞かせていただきました。
引き続き、ご指導・ご教授のほどよろしくお願いいたします。